V6の全盛期
V6の全盛期、それは今の20代30代くらいならよく知っていると思う。
彼らの全盛期=私の全盛期(中学から高校にかけての私の波乱万丈なあの時代)でもあったのだ。あの頃はほんとにV6が目立っていた。
ジャニーズのことなんてこれっぽっちも興味がないのに、V6のメンバーの名は全部言える。これはどれだけ露出していたのかを表しているのではないだろうか。
さて、なぜ私はそれほどまでにV6に目がいくのか、小さな脳みそで辿る。
そしてやはり
学校へ行こう!という番組にたどり着いてしまった。あの番組は正直に言って、ヤラせがあったと思う、しかし笑わされていた。あそこまで笑わされる番組なんてそうないはずだ。
学校へ行こう=V6
それほどまでに彼らははしゃいでいた。
そう、はしゃいでいたのだ。
今の若手のグループのようにトークや行動ではなく(決して今が面白くないと言っているわけではない)、尋常じゃないほどまでに彼らははしゃいでいたのだ。それは当時中学2年の私たちにとって大きな衝撃だった。何故だろうか、彼らはもう立派な大人である(岡田、三宅、森田を省く)のに、同じノリなのだ。
V6は中学生と全く同じノリだったのだ
「アッハハハハッハハハハ」
屈託無く笑うのはイノッチこと井ノ原快彦だ。彼の笑い方は人をも巻き込んでしまうほどの完璧な笑い方だった。
「坂本くん、坂本くん、おいジジイ!」
そうやって歳上のリーダーにさえも遠慮なく気持ちいいくらいにボロクソを言っていたのは森田剛。彼の笑い方もまた、特徴的で人を巻き込んだ。
「何だよおー!!剛!!」
自由奔放な性格もまた、V6の面白さを引き立てていたはずだ。
「おい!お前ら!いい加減にしろよ!」
他のメンバーからこれほどまでにいじめられるリーダーはいるのだろうか、しかし言っていることはきちんとしたリーダーらしい事である。グループ最年長こと、坂本昌行だ。
「あははっ」
いつでも優しさに溢れていたのは、ナビノこと、長野博ではないだろうか。
そしてあと1人、そう、岡田准一だ。
メンバーがはしゃいでいる時、
彼はどこでなにをしていたのか。
私は探りまくった。
そしてようやくわかった。
彼は、メンバーがはしゃいでいる時、端からそっとその様子を見てニコニコしていたのだ。(参加もしていなくはない)
そしてその上、彼はとてつもなくマイペースで、1人だけ違うところを向いていることも珍しくない。これが岡田准一だったのだ。
(私だけだと思うが、少年オカダを見ていた頃もあったが、彼はそれほど印象には残らなかった。)
しかしそんな目立ったことをせずにいる岡田准一をメンバーは分かっていた。彼を理解していたのだ。
そこで改めて、V6というグループはなんという奇跡のグループなのかと感心せざるを得なかった。
ああ、V6にハマり始めている自分…
この先どうなっていくのだろうか…
トロフィーを持って喜ぶ岡田の頭をバシバシ褒める歳上メンバーの誰か(想像にお任せします)を描きました
恐らくこんな感じではなかったのでしょうか。